この記事の目次
tipwaves
皆さんこんにちは、ニルスです。
本日はTwitter上で、仮想通貨WavesおよびWavesトークンのチップ(投げ銭)を行えるサービス”tipwaves“をご紹介します。
cointip、tipmona、Tipple、tipnem、zenyhime、vergetipsなどなど……、既に他の仮想通貨ではこの「投げ銭」サービスが有志の方によりリリースされていました。
tipwavesは山屋さん(@yama_yoru)という方が開発されたWebサービスです。
[info] tipwaves(α版)の運用を開始します。まだ検証が充分でないので注意してください。公式サイト構築はまだですが、完了すればそこから出金可能になる予定です。
入金タグ表示 depsit
チップ tip 宛先 数量 assetidWAVESを送る場合はWAVESと記載してください。全て大文字でないといけません。
— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 9, 2017
私もずっと「Wavesのtipbotもあったらいいなあ……」と思って見ており、実際自分で作ろうとして挫折していたので笑、今回のリリースは大変嬉しいです。
早速私も使ってみたので、次項から具体的な使用法などを書いていきたいと思います!
tipwavesの使い方
まずはじめに大前提として、このWebサービスは有志の方が無償で開発・運用をしてくれているものです。「利用料金の対価として提供されているサービス」でも、「人から一方的にお金が貰えるサービス」でもありません。
有償サービス同等の手厚いサポートを期待するのではなく、「Wavesでもtip文化を一緒に広めていこう!」と思える方にどんどん使って貰えるといいんじゃないか……と思っています。またサービスは現在β版※であり、サーバ(サービス)の停止や予期せぬバグ、最悪GOX(資金消失)が起こる可能性もゼロではありません。大量の資金の入金は避けましょう。
現在進行形で開発が進められているため、こちらの記事の内容も古くなってしまう場合があります。なるべく記事内容はアップデートしていきたいと思いますが、予めご承知おきください。
※
オンラインソフトには「α版」、「β版」、「正式版」といった、バージョンのあとにつく記号があります。
パッケージソフトの場合は通常、正式版でなければ発売されません。α版はまだ機能が足りない試作品、β版は一部の機能が足りず、動作も少々不安定。
オンラインソフトの場合このα版やβ版が公開されるのは、みんなで実際に使ってみて、よいソフトに育てていくためです。
と、第三者ながら偉そうなことを述べましたが、前置きはこの辺にして実際の使用法を書いていきたいと思います。
入金(deposit)~残額確認(balance)まで
この項は「自分のWavesWalletの資金をtipwavesに送る(移す)」方法を解説します。
1.まずはtipwavesに投げ銭の「種銭」をdepositしましょう。
tipwavesのTwitterアカウントに、「deposit」とリプライを送りましょう。
入金タグは以下です
jGJYeuiTRmTD9gN9hOUM
取引所から直接入金しないでください。attachmentに必ず入金タグを入力してください。— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 21, 2017
すると上記のように自動返信で、
入金タグは以下です
○○○○○○○○~
取引所から直接入金しないでください。attachmentに必ず入金タグを入力してください。
という内容がリプライで送られてきます。
この入金タグをコピーしておきます。
2.続いて実際のdepositです。
[info] 入金先アドレスは
3PJfNWzWVCHVYhE8tYdwYJZ9zQeiHSxmxis— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 10, 2017
3PJfNWzWVCHVYhE8tYdwYJZ9zQeiHSxmxis
上記のWavesアドレスに、WavesのクライアントからWaves、またはWavesトークンを送ります。
入金先アドレスはどなたでも共通ですので、送金元を識別するために、Attachment欄(旧クライアント)ないしDescription欄(新しいクライアント)に、先ほどコピーした「入金タグ」を貼り付けます。
旧クライアント・WavesのDepositの場合、「Wallet」タブ、Wavesの欄から「SEND」を押下します。
旧クライアント・Wavesトークン(wavesgo、Mobilego、自作トークンなど)のDepositの場合、「Portfolio」タブ、送りたいトークンの欄から「TRANSFER」を押下します。
新しいクライアントの場合、portfolio画面から「Send」を押下します。
送金し、しばらく待てばあなたのtipwaves口座に資金が入金されます。
自動でDMを送ってお知らせしてくれる機能があるので、承認までのんびり待ちましょう。
3.送金後しばらくしたら、tipwavesのアカウントに「balance」とリプライを送ってみましょう。→「balance all」コマンドに変更されました。
承認済み
MKOC
13.5656 FtpzUCQhLy3CcRtNHRskS3co8DHjASUvKf3vfB5SnF5W
TurtleCoin
20.00000000 4iVL5L1xviyDsy79STs6euVAX6sK9j5BNgeyb2aEgQK7
未承認
なし— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 22, 2017
送金が承認されていれば、上記のように「承認済み」欄にWavesやトークンが記載されます。
「balance all」とリプライを送ることでいつでも現在の残高を確認できますので、送ったり貰ったりしていくら持っているか分からなくなったら定期的に確認しましょう。
tip(投げ銭)をしてみよう
この項は「Wavesやトークンを他の人にtip(投げ銭)する」方法を解説します。
まず予め「balance all」で、自分のtipwavesにおけるWavesやトークンの保有量を把握しておきましょう。
トークンを投げたい場合は、
@tipwaves tip @送りたい相手のアカウント 送りたい数量 トークンのアセットID
WAVESを投げたい場合は、
@tipwaves tip @送りたい相手のアカウント 送りたい数量 WAVES
とツイートすればOKです!
@tipwaves tip @yama_yoru 0.5 FtpzUCQhLy3CcRtNHRskS3co8DHjASUvKf3vfB5SnF5W
— ニルス@暗号通貨/仮想通貨 (@nils00000) December 21, 2017
※トークンのアセットIDは、「balance」で表示される、下記黄色マーカー部分です。
成功すると、自分と送った相手へtipwavesアカウントからリプライが来ます。
さんに投げ銭したよ!
0.5000 MKOC— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 21, 2017
因みに会話(リプライ)の中で相手にtipを送る時、
トークンを投げたい場合は、
@tipwaves tip 送りたい数量 トークンのアセットID
WAVESを投げたい場合は、
@tipwaves tip 送りたい数量 WAVES
でOKです。返信(リプライ)の際、相手のアカウント(@~~~)が既に指定されているためのようです。
@tipwaves tip 0.000001974 WAVES
— ニルス@暗号通貨/仮想通貨 (@nils00000) December 22, 2017
※返信(リプライ)で「@tipwaves tip @送りたい相手のアカウント 送りたい数量 トークンのアセットID」と呟くと、「@送りたい相手のアカウント」が二重に呟かれることになってしまうためエラーが出てしまうようです。→エラーが出ないよう修正して頂きました!
やや複雑そうに見えますが、実際やってみればとても簡単です!
注意事項としては、今のところ下記のとおりです
・定型文は半角空白で区切ること
・Wavesを送りたい場合は、WAVESと半角大文字で記載すること
貰ったWavesやトークンを引き出そう
この項は「受け取ったWavesやWavesトークンを引き出す(自分のWalletに移す)」方法を解説します。
1.tipwavesのサイトにアカウント登録
トークンの引き出しにはtipwaves公式サイトに登録する必要があります。
右上の「Register」から登録画面に遷移します。
Name(名前)、E-Mail Address(メールアドレス)、Password(パスワード)を設定し、「Register」を押下しましょう。
すると入力したメールアドレスあてに確認メールが届くので、「メールアドレスを確認」を押下して下さい。これでアカウント作成は完了です。
次にtipwavesアカウントをtwitterアカウントと紐付けます。
「Twitter」を押すとアプリ連携画面が立ち上がるので、連携許可を行いましょう。これで下準備は完了です。
2.Wavesおよびトークンの引き出しを行う
Twitterとの連携を行うと、「Linked」欄に「twitter:~~~~」という項目が出現しますので、こちらをクリックします。
Asset Idには、WAVESを引き出す場合は”WAVES(半角大文字)”、トークンを引き出す場合はAsset IDを入力します。
トークンのAsset IDは「balance all」で確認できますので予めコピーしておきましょう。
Amountには引き出す数量を入力します。引き出しには一律で0.001WAVES/回の手数料がかかります。
出金: 一律で0.001WAVES/回の手数料がかかります。WAVESでないトークンを出金するときも0.001以上WAVESの残高がないとエラーになって出金できません。
— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 16, 2017
たとえば0.351WAVESを持っていた時は、手数料分(0.001WAVES)を差し引いて0.35WAVESが引き出せる最大量になりますのでご注意下さい。
Addressには引き出し(送金)先のWAVESアドレスを入力します。
例)Wavesの場合
例)Wavesトークン(TurtleCoin)の場合
Withdrawalボタンを押下すると出金認証画面に移ります。
PINCODEとWithdrawal IdをリンクされたTwitterアカウントのDMから受け取って認証してください。
※出金については公式アカウントでも解説されてるので併せてご確認下さい。
linkedに表示されているアカウントを押すことでアカウントページに移動します。出金フォームがあるのでasset id, 出金量, 出金先アドレスを入力してwithdrawalボタンを押すと出金されます。
正常に実行されると上部に緑のメッセージが現れます。ここにtxidが表示されています。確認してください。— tipwaves(β版) (@tipwaves) December 16, 2017
[info] 今回のアップデートにより、出金時にピンコードの入力が必要になりました。
出金を行うと待機状態になり、出金承認画面からwithdrawal_idとpincodeを入力することで出金が行われます。
withdrawal_idとpincodeはTwitterのダイレクトメッセージで送信します。— tipwaves(β版) (@tipwaves) January 13, 2018
<追記>
管理画面に新たな機能が実装されましたので追記します。
画像のように、
・紐付けられたTwitterアカウント名
・承認済み/未承認 のWaves及びトークンの一覧
が確認できるようになりました!
これにより「balance all」をリプライで送らなくとも残高を確認できるようになりましたね。
また@tipwavesのTwitterアカウントにもフォロー返し機能が追加されました。
「followme」とリプライを返すと自動でフォロー返ししてくれますのでお試しあれ。
<更に追記>
[info] 当サービスの二段階認証は、TOTPという規格に対応しているアプリならば利用可能となっています。これはつまり仮想通貨取引所で利用できる二段階認証アプリならばほぼ利用できるということです。
zaif取引所様のFAQにアプリのリストがあるのでご参照ください。https://t.co/ohDMtIBqAu https://t.co/mT8XvrKttG— tipwaves(β版) (@tipwaves) January 21, 2018
[info] 公式サイトのアップデートを完了しました。
今回のアップデートで、ログイン、出金承認時の二段階認証を実装しました。settings画面から設定できます。— tipwaves(β版) (@tipwaves) January 21, 2018
二段階認証機能が追加されました! これでWavesやトークンをより安全に管理できますね。
[info] 弊サイトメンバーに記事を書いてもらいました。ニルスさんの記事( https://t.co/t4wSHCdCY8 )と重複する部分も多いですが是非ご覧ください。ちなみに、当アカウントのヘッダ及びアイコン画像は彼が作ったものです。(管理人) https://t.co/gX5b6SnQg6
— tipwaves(β版) (@tipwaves) January 16, 2018
また、tipwavesサイトメンバー様による記事もリリースされました!
こちらが「公式」な記事かと思いますので、万一当記事と相反する内容がありましたら、下記の記事の内容に従ってご操作下さい。

おわりに
この「投げ銭」の仕組みについて、合わない方、まったく興味を惹かれない方は少なくない数いると思います。
私自身、Twitterで仮想通貨を投げあっているのを見て、はじめのうちは正直なところ、「なんで頑張って稼いだ自分のお金を他人に投げなきゃいけないんだ」くらいの感覚でいました。
しかしモナコインやリップルなどをTwitterで投げて頂いているうちに、「え…これなんか、楽しいぞ…!」という心境の変化が起こり、自分も投げてみたくなっていきました笑
「いいね!」や「Like!」ボタンを押すような感覚で、実際に価値のついた少額を投げ合うのは、なかなかハマるひとはハマると思います笑
ぜひ、ワベスの投げ銭を楽しんで頂けたらという思いでこのマニュアル記事を書きました。
これをきっかけにWAVESに興味を持つ方が増えてくれたらとても嬉しいです!
ではまた!
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