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ロシアのブロックチェーン・暗号通貨開発
皆さんこんにちは、ニルスです。
本日は暗号通貨関連ニュースで、特にロシアにおけるものをまとめてご紹介したいと思います。
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2017/8/24
ロシア副暫定官は、「国家に裏づけされた暗号通貨を支持する」と述べている
2017/8/24 Coindeskの記事
ロシアの第一副首相イーゴリ・シュワロフ氏が、「暗号ルーブル」に賛成していると述べたというニュースです。
記事の一部を下記のとおり引用致します。
“This theme will develop,” he said in translated statements. “But it should develop in such a way that the national economy cannot be put under attack, but rather make it stronger.”
「このテーマ(暗号通貨)は発展するだろう」と彼は述べた。「国家経済を攻撃するのではなく、強化するような形で発展すべきだ」
暗号通貨化されたルーブル……、あれ? 法定通貨をトークン化出来るプラットフォームがあったような……?
…それはさておき次のニュースを見ましょう。
2017/8/26
ロシアVnesheconom Bank(ロシア開発対外経済銀行)が新しいブロックチェーン研究センターを発表
2017/8/26 Coindeskの記事
前項のニュースから2日後、今度はVnesheconom Bank(ロシア開発対外経済銀行)が新しいブロックチェーン研究センターを設立すると発表しました。
Vnesheconom Bank(ロシア開発対外経済銀行)は、ロシア経済の発展を目的としたプロジェクトに資金を提供することを目的としている、ロシア政府がオーナーの開発銀行です。
In statements, VEB chief Sergei Gorkov indicated that the research effort would ultimately lead to possible investments in development of the tech – a suggestion that could lead to the development bank throwing its financial weight behind a blockchain project someday.
VEBのセルゲイ・ゴルコフ(Sergei Gorkov)最高責任者(CEO)は、この研究努力により(ブロックチェーン)技術開発へ投資を呼び込む可能性があると指摘し、開発銀行がブロックチェーンプロジェクトに財政的ウエイトを置く可能性を示唆した。
Vnesheconom BankのCEOであるセルゲイ氏は、2017年6月に行われたサンクトペテルブルク国際経済フォーラムの司会者を務めており、Waves Platform CEOのサシャ・イワノフ、Ethereum開発者Vitalik Buterinらがパネラーとして参加していました。
パネルディスカッション中、ブロックチェーン技術が直面する問題について質問を受けたサシャ・イワノフは、「これは歴史上の興味深いポイントです。過去5,000年にわたり、テクノロジーは中央集権へと徐々に移行しておりました。そして、非中央集権へのパラダイムシフトは劇的に起こるのです。(This is an intriguing point in history: over the past 5,000 years technology has move progressively towards centralisation, and so the paradigm shift towards decentralisation is dramatic.)」と延べ、Wavesのようなオープンなブロックチェーンプロトコルの重要性や、金融分野はもちろん管理やビジネスにおけるパイロットプログラムの必要性を訴えました。
まとめ
というわけで、ロシアはブロックチェーンおよび暗号通貨技術に対しかなり積極的に動いているよ、という話でした。
ロシアと言えばそう、私ゴリ推し銘柄のWavesですが、特に8/24のニュースはWavesにとって意味のあるものだったんじゃないかと感じています。
Waves Platformはロシア連邦の中央証券保管庫であるNSDと提携し、デジタル資産および暗号通貨預金および決済サービスを提供するブロックチェーン・プラットフォームの共同開発を進めています。
前回の記事にも書いたとおり、Wavesの特長の一つに法定通貨をブロックチェーン上のトークンとして変換するゲートウェイがあります。この機能を用いれば第一副首相イーゴリ・シュワロフ氏の言う「暗号ルーブル」も実現可能です。
絵空事ではなく、実際にロシア最大の取引所モスクワ・エクスチェンジの中央保管庫と提携し、プロトタイプも2018年初頭にリリース予定とのことで、「一歩先を行っている」んじゃないかと感じます。
Wavesの戦略は、「既存の仕組みをぶっ壊すぞ!」というものではなく、「既存の仕組みを俺たちのものに置き換えたら色々便利だしコストも下がりまっせ」というものです。
そのため、デロイトから人員を引き込むなど財務面(会計基準)・法務面にも力を入れています。
その上で国家機関と提携を進めていくことで、国家の後ろ盾を得、プラットフォームをより盤石なものにする狙いがあるのでしょう。
Wavesホルダーとして、今後もロシアからのニュースは見逃さないように追っていきたいと思います。
ではまた。
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